牛乳を検索すると、
「牛乳は超危険!」と主張する記事が、
一番上にあるということが、話題になっています。
これは、本当なんでしょうか。
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牛乳は、学校で完全食品として、学習した記憶があります。
健康に良いイメージですね。
一方で最近では、「むしろ体に悪い」という意見もでてきているようです。
「牛乳有害説」とか「アンチミルク」と言ったりしますね。

内容としては、牛乳は、「がん」「糖尿病」「脳梗塞」「心筋梗塞」を
引き起こしてしまう可能性が高いといった内容です。
はたして、ホントなんでしょうか。
★牛乳とがん?
理屈としては、搾乳のため常に乳牛が妊娠状態にあるので、
エストロゲンなどの女性ホルモンの値が高い。
それが牛乳の中に出て、
乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がんなどの原因になるというもの。
確かに市販の牛乳から、微量のエストロン(エストロゲンの一種)があるそうです。
しかし、その量はどうなんでしょう。
業界団体「Jミルク」というところで、データを公開しています。
牛乳500mlに含まれるエストロンを換算すると、
血中濃度の上昇量は11.9pg/mL。
男性の正常範囲は、20~60pg/ml。
女性の範囲は、10~366pg/ml。
なので、心配するレベルの量ではないとのこと。
ただ、「世界がん研究基金(WCRF)」による研究にて、
牛乳が前立腺がんのリスクを上昇させる可能性があるという報告もあり、
一方で、牛乳には大腸がんのリスクを低減する可能性が高いという報告もあります。
体調に合わせて、飲みすぎず、バランスよくいろいろ食べることがよさそうです。

★牛乳で「糖尿病」「脳梗塞」「心筋梗塞」?
理屈は、牛乳に含まれる脂肪の主体が飽和脂肪酸であること。
飽和脂肪酸の過剰な摂取は、
血液の粘度上昇、血液循環の悪化。これにより、脳梗塞や心筋梗塞になりやすい。
血中コレステロールや中性脂肪酸が増え、糖尿病や肥満につながるというもの。
Jミルクでは、飽和脂肪酸が多いのは、事実だが、
炭素数が12以下の短・中鎖の脂肪酸も多くふくまれ、
体に吸収されやすく、燃焼もされやすいとのこと。
現実には、牛乳を飲み続け、病気との関連性を実験したものはなく、
統計的な集計はないようです。
「エストロゲン」や「飽和脂肪酸」が独り歩きしたような感じです。

野菜や、タンパク質などもバランスよく
おいしく、いただくのがよさそうです。
そればっかりとか、摂りすぎはだめですね。
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